嶋田 敬悟|ロボティクス&メカトロニクスグループ
新卒入社してずっとこのグループと共に成長してきた嶋田 敬悟(しまだけいご)さんにインタビューしてきました!
- 新卒で入社された、とのことですが、サンビットへの入社を決めたポイントを教えてください。
地元が飯塚で、地元企業を探していて。かつ学生時代に得た工場の自動化や制御プログラミング技術の知識を活かせるんじゃないかと思い志望いたしました。
あと、大手企業だと、業務範囲が決まっていて、幅広く様々な業務を経験できないのでは、と考え、中小企業であるサンビットに入社しました。
- 社会人として、慣れるまでに苦労した点を教えてください。
今の所属部署が発足したタイミングでの入社で、まだ案件が少なかったです。そのため、ロボットのデモ機を購入し、お客様から頂いたものを搬送できるかテストして、求める能力が発揮できるかをお客さんに確認いただき、初めて商談がスタートする、という状況でしたので、お客様から仕事を受注することがいかに大変か、ということを肌にしみて感じました。
また、受注後も、仕様決めから納品までの流れにおいて、各フェーズごとに必要な期間、部品などのスペックの選定など、初めてのことばかりで、手探りで仕事を進めていく、という点にはたいへん苦労しました。
- 「これで自分も社会人だ」と感じたエピソードがあれば教えてください。
発言に対して責任が伴うことを感じたことです。現場でお客様からの質問に対し、できる/できないの判断をしたとき、それが有償とすべきか無償にすべきかまでを考慮した上で、回答する必要があることを改めて認識したときです。
- 今どのような仕事を担当していますか?
設計(回路図&プログラミング)、製造(盤制作、配線)、試運転、現地工事といった電気周りの一連の作業を行っております。
- 使っている技術(言語や開発プラットフォーム)は何でしょうか?
ラダー図とロボット言語です。ロボット言語は。産業用ロボットメーカーが、独自のプログラム言語開発しているため、メーカーの数だけ言語が存在します。
- 仕事の難しさ、やりがいを感じるのはどういう時でしょうか?
お客様現場でトラブルが発生した時です。トラブル対応はもちろん、訪問先の大半が工場で郊外にあるため、移動も大変です。
ですが、トラブルを解消後、お客様からお礼を言われたとき、やりがいを感じると同時に苦労も吹き飛びます。あと、難しさ、というとちょっと語弊がありますが、納品時期が、工場の稼働していないお盆や年末年始に集中します。
そのため、納品日が集中しますので、繁忙期と閑散期の差が激しいです。
- 将来はどのような方向に進みたいですか?
技術一本で進みたいです。特に安全設計の分野に興味を持っています。
海外では安全設計が絡む訴訟も増えており、日本でも同様になるのでは、と考えています。
また産業用ロボット向けのISO規格も制定されることもあり、安全面に着目し、今以上に安心して使っていただける産業用ロボットをの開発に取組んでいきたいです。
- 休日はどのように過ごしていますか、またストレス発散方法があれば、教えてください。
デスクワークが増えているので、休日はランニングなどで体動かしています。これがストレス発散にもなっています。
- ところで、新卒でサンビットに入社して、地元の飯塚市から佐賀市に引っ越してきて、一人暮らしをされていると聞いています。そこで、佐賀市内や、工場のある久保泉の印象はいかがでしたでしょうか?
佐賀市内は、地元の飯塚とあまり変わらないです。近くにショッピングモールがある、という点も実家と共通しています(笑)。
久保泉の第一印象は、自然が豊か、静かなところ、ということです。長期出張から佐賀に戻ってきたとき、ほっとします(笑)。久保泉工場自体は、スペースが広く大きなロボットも置くことができ、作業がしやすいです。それと、高速のインターが近いので、帰省のとき楽です。
- 最後に、これから就活を迎える学生の皆さんへ、一言お願いします。
学生の内は一つでも何でもいいので自分が好きなこと興味があることを見つけ、熱中してください。その追及していく姿勢と熱意が、技術者にとって大事なことだと思います。
チャレンジできるのは、今の内なので今の時間を大事にしてください。自動機の機械設計の経験がある方を募集しています。
お客様の工場にあったオリジナルの装置を設計することが多いため、提案数を増やすためにも、メカの知識があり構想図等が描ける人材も求めています。
お忙しい中、ありがとうございました。